協会加盟ボクシングジム再開にあたってのガイドライン

 

はじめに

「緊急事態宣言」が2020年5月25日に解除されたことを受け、現在、各地方自治体の要請に従いジムを再開できる状況となってきております。しかしながら、解除されたとはいえ感染の危険性がなくなったわけではなく、予想される第2波、3波に備える必要があります。協会加盟ジムにおかれましては、ジムの再開、運営に関し、当ガイドラインを十分理解の上、遵守していただき感染拡大防止に努めてください。

 

入館受付時の対策

・入館時には、手洗い、うがいなどを励行する

  • 石鹸  □ うがい薬

・入館中、練習中はマスクの使用をできる限りお願いする(熱中症には十分気を付ける)

  • 予備マスク

・入館時、メディカルチェックシートの記入をお願いする。プロ選手、プロテスト受験準備に入った会員は全員実施する。一般会員についてもできる限る実施することが望ましい

□ メディカルチェックシート □ 体温計 □ パルスオキシメーター

・可能な限り更衣は自宅で済ませることを薦め、ロッカールームの使用を最小限にするようにする

・できる限り現金の授受をやめ、電子決済などを活用する

・「練習生、会員の皆様へ」を配布し、感染拡大防止のための理解と協力を求める

□「練習生、会員の皆様へ」

 

3密の回避

・密集を回避するためにできる限り営業時間の短縮に努める

・施設内の混雑、密集を避けるため、場合において適当なる入場制限を行う

・入館から退館の総時間を1時間以内程度にする

・可能な限りWeb予約などを採用し、入館状況をあらかじめ把握、管理し3密をさける対策を講じる

・練習時間をグループにより固定することを検討する。例えば16時から17時を1組目、17時から18時を2組目として途中参加を認めず、常に施設利用者が一定数を超えないような工夫をする

 

 施設管理

・事務所受付などに対面シールド(飛沫防止パーテーション)の設置をするなどできる限りの飛沫防止策を講じる

  • 飛沫防止パーテーション

・施設内の清掃、消毒を徹底する。2時間に1度程度全体の清掃、消毒を行う

特に不特定多数の利用者が触れる物に対しては留意する

  • 消毒液(濃度70%以上のアルコールが望ましい)

・トイレ、シャワーは使用の度に消毒を行うことが望ましい

・シャワー室は利用後に床の水滴等をふき取り極力乾燥させることが望ましい

・グローブなどの用具の使いまわしは協力避ける

万一貸し出す場合は利用者を特定できるよう工夫する

・可能な限りジム内各所の換気(1時間に10分程度外気を入れる)を徹底する

換気のための窓や扉が十分でない施設は業務用空気清浄機などを導入する

  • 業務用空気清浄機

・消毒薬を施設内各所に設置する

・更衣室に関しては一度に入室する利用者の数を制限する措置を取る

 

スタッフ・トレーナー

・スタッフ・トレーナーは、勤務前の体温チェックや体調チェックを日々行い、体調に違和感ある場合は勤務しない

・スタッフ・トレーナーはマスクを着用する。場合によっては、手袋、フェイスシールドなどの使用を検討する

  • 手袋 □ フェイスシールズ

・できる限り口頭にて指導する。接触を伴う指導をした場合は、速やかに消毒を行う

・指導時は、選手、会員と一定の距離を保つ

 

練習、指導方法

・練習時は前後左右1m以上の距離を取るようにする

・上記距離をキープできるよう、1フロアにおける人数をできる限り制限する

・試合の決まっている選手以外の対人練習(ミット打ち、マスボクシング、スパーリング)は原則として禁止とする

・対人練習の必要な選手と一般の会員は、できる限り練習時間を分ける

・対人練習の注意点

マスボクシングやスパーリングを開始する選手は、事前に抗体検査を受けることが望ましい

マスボクシングやスパーリング中は、リングサイドでの会員などの見学を禁止する

・抵抗力が落ちる可能性があるので、日常の食生活指導を行う

・抵抗力を落とさないよう、過度な減量をすることのないよう指導する

 

 

ジム側の準備、留意点

・選手、会員、スタッフに対し、来館に際して公共交通機関を使用せず、徒歩、自転車、自家用車の利用を推奨する

・選手、会員の記入したメディカルチェックシートを確認する。体調不良等が確認された場合は入館を断る

・近隣の保健所、呼吸器系病院などの連絡先を把握する

・選手、会員の最新の連絡先を把握する

・選手、会員に対し、感染防止に必要な生活指導を行う。特に未成年者に対しては十分指導する。

・感染者、感染を疑われる選手、会員を確認した場合は、速やかに近隣の自治体の衛生部局(保所等)に連絡し対応を仰ぐこと。また、感染状況を調査、把握しJBCに報告する

・プロ選手のメディカルチェックシートを毎月末日にJBCに提出する

以上

 

※本ガイドラインは、新型コロナウイルス感染症の流行状況や感染防止に関する内外の科学的見地に基づき常にアップデートしていく

 

2020年6月5日

一般財団法人日本ボクシングコミッション(JBC)

日本プロボクシング協会(JPBA)

新型コロナウイルス対策連絡協議会

 

「練習生、一般会員の皆様へ」

はじめに

緊急事態解除ならびに自治体の休業要請解除にともない、当ジムは6月1日より営業を再開いたします。緊急事態宣言は解除されましたが、新型コロナウイルス感染リスクはなくなったわけではありません。感染症拡大を防止するため下記につきご理解の上ご協力お願いいたします。

  • 日ごろから検温など体調をチェックし、不調の場合は来館をご遠慮ください。
  • ジムへはできる限り公共交通機関を使用せず、徒歩ないしは自転車、自家用車の利用をお願いします。
  • 入館時には手洗い、うがいをお願いします。
  • 入館時に「メディカルチェックシート」の記入をお願いします。
  • 練習中はマスクの着用をお願いします。
  • 練習開始前、休憩前後、トイレ利用後、退館時などこまめに手洗い、手指消毒を行ってください。
  • グローブなどの貸し出し、共有は当面の間ご遠慮ください。
  • 飲料物は蓋つきのものを準備し、飲み口に手を触れることを避けてください。
  • 施設内での食事はご遠慮ください。
  • 施設内では大声での会話はご遠慮ください。
  • 練習にあたっては前後左右1メートルの距離を保って下さい。
  • 当面の間、試合の決まっている選手以外の対面練習(ミット打ち、マスボクシング、スパーリング等)はできません。
  • 可能な限り更衣は自宅で済ませ、ロッカールームの使用を最小限にしてください。
  • できる限り現金の授受をやめ、電子決済などを活用するようお願いします。
  • 休校措置が続いている間の幼児、小学生、中学生及び高校生の入館はできません。
  • 高齢者の方は日々の体調チェックと予防対策に万全を期してください。少しでも体調がすぐれない場合は来館を控えてください。
  • 連絡先に変更がある場合は速やかにご連絡ください。
  • ご自身が感染した、ないしは感染の疑いのある場合は速やかに当ジムに連絡してください。感染者との濃厚接触が疑わしい場合も念のためご連絡ください。

2020年6月1日

日本プロボクシング協会

新型コロナウイルス対策連絡協議会

一般財団法人日本ボクシングコミッション